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Jazzづいてます 



今日は昼飯を喰いっぱぐれたので近くのコンビニでパンとコーヒー。それだけじゃ昼休みの一時間が勿体無いので雑誌を立ち読み。

すると、「一個人」という雑誌でJazzの特集。普段は大人~年配向けの渋い特集ばかりというイメージだったけれど、殆ど一冊丸々ジャズ特集でとても読み応えがあったため、買ってきてしまいました。

やっぱり「帝王・マイルス」に割くボリュームは大きく、マイルスが黒人のヒーローとなるきっかけとなった「白人警官による暴力&不当逮捕」の、当時の報道写真もこの特集で初めて見ましたし、この写真も凄くいい写真。この扉一つとってみてもとても趣味のいいレイアウトです。ジャズ関係者が選ぶ「ライブ盤特集」なんかも面白い視点だと思いました。

先日も、ブルータスの「地方都市」特集が意外に面白かったので買ってきました。案外雑誌も侮れないものです。

心が溶ける瞬間 

ここ10年くらいはすっかりロックばかり聴く生活だったけれど、何故か最近Jazzが心地よい。冬になって夜が早いから雰囲気が出やすいてこともあるのかもしれないし、単純にそういうお年頃なのかもしれない。

そんな中で、out of the blueさんとのメールのやり取りの中で久々に名前を出した「John Coltrane & Johnny Hartman」。ボーカルものでは今のところ自分の中の最高のアルバムと思っているのがこれ。




まず、ジャケットがいい。そしてJohnny Hartmanの深い低音のボーカルがいい。でも、やっぱり主役はColtraneのSaxだ。

一曲目、They Say It's Wonderfulで、軽いMcCoy Tynerのピアノによるイントロの後、よく響くJohnny Hartmanの声に心地よく包まれる。でも、1コーラスが終ってJohn ColtraneのSaxソロに入った瞬間・・・

そう、このソロの最初の2~3個の音を聞いた瞬間、いつも僕の左のこめかみで何かがとろける。とろけるというか、何か張り詰めていた糸のようなものがスルッと緩むんです。まさか本当に何かがとろけたり緩んだりするはずも無いのですが、実際、そう感じるんです。

これを感じるアルバムはそうそう多くはありませんが、なぜかColtraneにはそれが多い。Balladsしかり、Relaxin'(Miles Davis Quintet)でのIt Could Happen To Youなどなど・・・。

心が溶ける瞬間を感じたい時は、バラードを吹くJohn Coltraneをどうぞ。

再会、Rumble Record 

以前、瓦町に中古レコードショップがあった。Rumble Recordという、アナログ中心に結構マニアックな品揃えで、小さいながらもキラリと輝く店だったが、いつの間にかなくなってしまっていた。

それが、先日、仕事で街に出た帰り、ある通りから裏路地に入るあたりに小さなレコードショップを見つけた。普段は僕がドライバーになる場合が多いが、その日はたまたま助手席に居て目に入ったというのがラッキーだった。

岡山や、その他の大きな街と違ってセンスのいい中古レコードショップが少ない高松では貴重だと思ったので、今日、時間が出来たついでに行って見ると、店の前に立った瞬間に奇妙な既視感を覚えた。

入って、暫らくエサ箱を漁って確信した。名前こそ違うが、これはあの「Rumble Record」だ!と。黄色いTシャツの、大瀧詠一みたいな店主に訊いたらやっぱりそうだった。もうココに移転して4年ほどになるらしい。「いや~、気が付いたらなくなってたので心配してたんですよ」というと「やめませんよ~」と笑っていた。

珍しい盤が次々出てくるのは嬉しいが、総じて高価なのが玉に瑕。でも僕の目指すSSW系やAOR系は丹念に探すと900円~1500円のものも混じっている。

そんな中で今日選んだのは、Ry Cooderが参加している・・・という触れ込みとジャケットの叙情的美しさに惹かれて「Last Of The Brooklyn Cowboys / Arlo Guthrie」。50-60年代に国中を放浪して、古きよきアメリカの風景を歌で残したC&Wの大御所「Woody Guthrie」の長男。その73年の6thアルバムだ。




盤質は5段階の真ん中だが、結構スクラッチノイズは多め。内容は、A面は「ドC&W」だからちょっと好き嫌いが分かれる感じ。僕は嫌いじゃないが、毎日聞きたい内容ではない。ヨーデルの様な発声法もどちらかというと苦手なほうだ。Ryに釣られて買ったけど、ちょっと失敗だったかな?

B面はBob Dylanの「エデンの門」のカバー(これはいい感じ)から始まって、もう少しロックよりとなり今後聞くならこっちだろう。しかし、まぁ、こんな日本人好みでないアルバムがしっかり「日本盤」で、小倉エージのライナーつきだというから驚くね。

このジャケットは、A面2曲目の「Gypsy Davy」をイメージしたものかもしれない。ジプシーのDaveという男と一緒に嫁さんが家出した・・・という男の歌だ。追いかけると程なく焚き火を前にギターで歌うDaveと、輝くような笑顔でそれを聴く嫁さんの姿を発見。

男は「家も、子供も、俺も捨てるのか?」と訊くと、嫁さんは「そうよ」と答える。涙が頬を伝うが、それはあくまで自分が見捨てた「青い目の赤ん坊」を思ってのこと。結局、嫁さんは微笑んで男から離れ、Gypsy Davyと行ってしまう・・・。こんな内容なのに、ホーンやパーカッションが入って、カリプソ風の楽しげな楽曲なのがフシギ。

まぁ、好き勝手・ワガママ邦題やらしてもらっている僕は、そう遠くないいつか嫁さんから見捨てられる口だろうと思っているから結構身につまされるものがあるが、「泣くくらいなら子供も連れて行けよ!」と思う。

そんな僕は、まだまだ「青い」のかな?

無人島レコード(080531版) 

先日、知り合いと、音楽雑誌でよくやる「無人島レコード10枚」の話になった。本当に無人島にもっていっても仕方がないから、要するに「究極のベスト10」という事だ。

さぁ、僕なら何を持っていくか?

ナンバー1は文句なくコレで決まり。だから何も解説は無し・・・


1:Kind Of Blue / Miles Davis

知り合いは「Tapestry / Carol Kingは絶対に外さない」と言って、僕もその時は「あぁ、そうだね」と同意したものの、今落ち着いて考えると、僕は持っていかないかもしれない。あのアルバムの深さと演奏の良さは認めるが、底に流れるテーマが「重い」のだ。だから自分が本当に落ち込んだ時にしか手が伸びない。つまりあれを聴く時は自分の精神状態がかなりネガティブな時なのだ。そして僕には、もっと孤独な環境でも仄かな希望の明かりをともしてくれる人がいる。それがShawn Colvin。キャロル・キングのように向こうから合いに来てくれるような優しさはないが、落ち込んでいる僕をよそに、朝までギターを爪弾きながら隣で歌ってくれるような、そんなさり気ない気使いをしてくれるアルバムだ。

2:Cover Girls / Shawn Colvin

3位は、実際に車の中でこの一枚だけが延々と廻っていた時期もあるコレ。ジャズとロックの両方の格好よさを高いレベルでハイブリッドしていて聞き飽きることが無い。あまり説明の必要もなし、名盤。

3:Aja / Steely Dan

ここまではあっさり決まった。それ以下はもう少し考えると・・・

4:Hawaiian Munch / 山弦
5:Wave / Antonio Carlos Jobim

この二枚は僕の究極のリラクゼーションアルバムだ。山弦はアコースティックギターの響きが気持ち良いし、なにより選曲の妙とメロディを大切にした演奏が素晴らしい。AC Jobimは、メロディ・ストリングス・ピアノ・・・その全てが完璧だ。

さて、コレ以下が本当に難しくなってきた。Beatlesは外す訳にも行かないけれど、コレ一枚となると難しいのでベスト版に逃げました。そして僕の音楽ルーツのひとつであり、最高に気分がいいときには何故か手が伸びるYMOと、もう一枚は最高のBGMであるAzymuth。

6:1962-1966(赤盤) / The Beatles
7:Live At The Greek Theater / The Yellow Magic Orchestra
8:Brisa Brazileira / Azymuth

Azymuthといえば「クロスオーバー・イレブン」のTM「水平線上を飛ぶ」を含むセカンドアルバムがあるのだけれど、一枚とおしてベストかというとつらいので、Far Outレーベルのベスト版。これも赤と青があるが、クールな青がお気に入り。これがあれば蒸し暑い夏でも心地よいうたた寝を誘ってくれる。

最後の二枚はもう順不同で、次に選んだら変わっているかもしれないということで、これが080531版たる所以。

9:Ry Cooder / Ry Cooder
10:Luck Of The Draw / Bonnie Raitt

Ryはウディガスリーの「ドレミ」をカバーしているが、この曲のカッコよさはなんだろうね?全く。Bonnie Raittは、もっと初期にもいいアルバムがあるけれど、このアルバムの「大人」な感じは、夜を少しだけゴージャスにしてくれる。仕事でHawaiiへ行った時も、ホテルで一人FMと波の音を聞きながら寝転んでいたら、このアルバムから「I Can't Make You Love Me」がかかって、本当にいい雰囲気だったなぁ。

あと、次点には「Wired / Jeff Beck」「ハーフノートの夜 / Wes Montgomery & Winton Kelly Trio」「Italian Graffity / Nick DeCalo」「For You / 山下達郎などなど・・・ふう疲れた。という事で今聞いているのは8のAzymuthだったりする。

今日のCD 

Vivid Soundさんが、GW企画で在庫品30%オフセールをしているというので、気になっていたCDを思いっきり買ってみました。(「思いっきり」が三枚とは、僕の財政状況も推して知るべしというもの・笑)

まずは、Fifth Avenue BandのPerter GallwayがFAB解散後に制作したOhioKnox名義の実験的アルバム「OhioKnox」。



紙ジャケ仕様が出ていたのは知っていたけれど、つい買いそびれていた。FABは大好きなアルバムだし、この後のPeter Gallwayというソロアルバムも滋味深くて大好きだったので、その中間に当たるこのアルバムにも興味があった。かの山下達郎も、これらの三枚をして「三種の神器」といって憚らないし。

一聴して前後二枚と大きく味わいが違うのが分かる。結構「小難しい」気がした。やはり、そのあたりが実験作というところなんだろう。FABで僕が一番好きな曲「カラミティ・ジェーン」をここでも再演しているが、カラッと明るく軽快なアレンジのFAB盤に比べてOK盤では少しヘビーに衣替え。

随所にPeter Gallwayらしいフレーズがあって、相変わらず「好きな」音ではあるんだけど、やっぱり前後2作に較べるとマイナーな位置づけになるのは仕方が無いかな?




元イーグルスのバーニー・リドンが脱退後に発売したアルバムは、ご近所さんで友人のマイケル・ジョージアデスというソングライターと組んだ、その名も「バーニー・リドン & マイケル・ジョージアデス バンド」・・・そのままですやん!!

僕がよく行くGrand Fathersさんでもヘヴィ・ローテーションアルバムで、全体にソフトな雰囲気の心温まる一枚です。近所の中古屋さんでアナログ版(500円)で購入したのはいいけれど、日本版なのにライナーは無いしジャケットにボールペンで落書きしてあるし・・・で、ひどい状態だったのでCDを探していました。まぁ盤の状態そのものは悪くなかったんですが。

しかし、いいアルバムですね。肩肘張った部分がまるでなくて、特に8曲目・The Sparrowに代表されるようなジョージアデスさんのスィートな声に癒されまくり。一番派手な曲でも9曲目のAt Love Againはお気に入りのトラックですが、結構イナタイ感じのドタバタしたサウンドが長閑な感じで心地良いんです。

イーグルスの離脱メンバーと無名シンガーソングライターの組み合わせでは当時のメーカーも売り出しにくかったとは思うけど、こんな名盤が「幻状態」では情け無いなぁ。




映画Apollo13で聴いて以来とても気に入っている楽曲「Spirit In The Sky」収録のアルバム。ノーマン・グリーンバウムという人のデビューアルバムだが、こちらも実はアナログ版で持っているのの買いなおし。

決して状態が悪い訳じゃないけど、輸入盤でアーティスト情報は何も無いし、歌詞も分からない。超有名盤ならネットでも本でも情報は手に入るけど、こんな「一発屋」さんのアルバムはそういうわけにもいかないし、今回「Spirit In The Sky」のデモやプロモバージョンも収録と言うことでとても気になっていたのです。Vivid Soundさんのサイトでも「残部僅少」になっていたので、思わずポチってしまいました。(その後売り切れたので、僕が最後の一枚だったのでしょう・笑)

Spirit In The Skyはなんとかっこいい曲でしょうか?畳み掛けるようなリズムにディストーションの効いたへヴィなギターの絡みがとても印象的ですが、僕の耳が惹きつけられるのはそれに寄り添うようにずーっと地味に弾き続けられているアコースティックギターのカッティング。これが全体をピリッと引き締めていて、「絶妙の隠し味」とはこういう音を言うのでしょう。

ノーマン・グリーンバウムは、日本ではこの一曲だけの一発屋と思われていますが、その一発もビートルズとジャクソン5のヒット曲に阻まれた3位だったと聴けば当時無名の新人としてはとんでもない快挙だし、その後も何曲かのヒットソングも出ているとの事で、決してただの一発屋ではないことが、ライナーを読んで初めて分かりました。やっぱり大事ですねライナーノートって・・・

Spirit In The Sky以外にもリズムの跳ねる楽しい楽曲が勢ぞろい。アレンジ面でも女性コーラスやブラスがとても効果的につけられていて侮れないアルバムです。特に後半にも佳曲多し、です。

オリジナルのLPではジャケット右肩に、手書きのレーベルロゴ(リプリーズ)とレコード番号が書かれていて、それがいい感じだったんだけど、このCDでは消されていて残念。



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