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米朝一門会07@金丸座 


今年も(と言っても06年の開催は無かったようですが・・・)、金丸座で米朝一門会が「無事」行われました。米朝さんも最近はいよいよ好不調の波が大きいらしく、今年のチラシにはついに「体調により出演できない場合があります」という但し書きがついてしまいました。そんな訳で、いつもすぐ売切れてしまうチケットも今年は更に売れ行きが良いとの事で、今年は「大入り袋」が配られました。

さて、恒例によりワンポイント感想を・・・

○歌之助:演題「桃太郎」
(歌々志から)歌之助を襲名したばかりと言うことですが、まだまだフレッシュさのある語り口で爽やかな印象。お話のイントロが枕になっているんですが、子供を寝かす為に昔話をすると「親:昔々あるところに・・・」「子:昔っていつごろ?」と問答してイラつかせる下りは「くれよんしんちゃん」でそのまんまパクられてますな・・・

○すずめ:演題「高倉狐・すずめVer」
すずめさんは、実は有名な女優さん。ですので、「噺家」としてはやっぱりちょっと起伏に乏しい感じがしました。それと、ちょっと話を端折り過ぎてインパクトが薄れてしまったようです。お話は短めに切り詰め、和歌山の「舞」を披露してくれました。舞は詳しくはないのですが、流石の貫禄です。

○小米:演題「鏡屋女房」
鳥取出身の「ずーずー弁」を最大限に生かして田舎モノの「厚かましさ」と「滑稽さ」を余す事無く表現した感じ。なかなか追随できない味でしょう。

○米朝:演題「始末の極意」
やはり、米朝師匠の登場はそれまで以上の拍手の大きさ・長さ。足元の不安はあるものの、まだまだお元気な印象です。ただ、残念ながら小話のパートが多くなり、話の勢いもどうしても弱くなりがち。一箇所ネタがループしてしまって、ちょっとハラハラ・・・。この金丸座では、2回目の「始末の極意」となりますが、あらすじや落ちを知っていても笑わされてしまうのは、さすが名人芸。

○南光:演題「義眼」
代表的な枝雀師匠のネタですが、さすが一番弟子。今年も枝雀直伝のドタバタ・デフォルメ・脱線オンパレードで大笑い。落ちとしてはナンセンス系のめちゃくちゃに面白い話でもないのですが、やはりそこに至る登場人物たちの動きや表情が聞き物で、これは枝雀流にはピッタリのお話でしょう。

○ざこば:演題「子はかすがい」
ちょっと前までは、朝丸時代以来の「やぶれかぶれ」な「前のめり」の話し方と、本編より枕の「愚痴」の方が面白いと思っていたのですが、最近は静かな人情ネタをやる事が多い様です。でも、これがまたとても味があって、不覚にもホロリとさせられてしまいました。あまり「嫁さんの愚痴」が入らなかったせいか今年はしっとりと閉めてくれました。

前回の一門会のエントリーを見ると南光師匠がトリでドッカンドッカン笑って終わったので「あぁ、腹いっぱい笑いました」という気分で出てきたのですが、今年はほんのり温かい気持ちで帰ってきました。やはりトリの印象でその落語会の印象が大きく変わるんですね。

ただ、今回は前回・前々回に比べてちょっと散漫な印象だったのが残念です。それと、さすが大所帯の米朝一門・・・個性も様々、新しい境地を切り開いていて心強いのですが、僕としては、米朝師匠の端正で上品な正統派上方落語をソックリ引き継いだ噺家さんも見てみたいのですが・・・



コメント

ご無沙汰しております。また今年もこれで楽しませて頂きました。小米は枝雀の名前でしたね。ざこばさんは最近ABCのWEBIOで偶々インタヴューを聞いたのですが、なかなか話し振りが落ち着いて良い味がありました。米朝さんの衰えも色々聞きますが、間違っても舞台に上るのは立派ですね。反面、円楽さんの引退も理解出来ます。皆其々に考えがあるのでしょう。

pfaelzerweinwqん、こんにちは。ご無沙汰いたしております。
そうでした、小米は、枝雀襲名前の名前でした。

良くご存知ですね。僕は忘れていました(笑)

実は、僕は枝雀さんの最後の高座を見てしまったんです。
ちょっとトラウマになる程衝撃的(絶句して途中降板して
しまった)だったので、米朝さんには同じ去り方はして
欲しくないな・・・と思っております。

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