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追体験・Tomita-The Planets 




昨日、久々にHard ●ffに行ったのでジャンクコーナーを見ていたら、期せずして「冨田勲/The Planets」のLPを発見しました。しかも、ダブルジャケット仕様の初版を・・・

このアルバムが出た77年当時、リアルタイムで兄が買ってきたのが、この初版のLP。実は「惑星組曲」を聞いたのはこれが初めてしたが、そこで聴いた木星のテーマの美しさ・雄大さに感動、金星の神秘的な女性のハミング(勿論シンセですが)に続いて天空から舞い降りてくる音のヴェール・・・一聴して、既存の楽器ではあり得ない、シンセサイザーの魅力のとりこになりました。

当時相当に話題になっていたようで、このアルバムのために全紙ポスターが作られていたのです。一見無造作にパッチングされた冨田氏のMoog Synthesizerとキーボードが前面にあしらわれた、機械オタク垂涎のデザインでした。あれはカッコよかった・・・

そんなこんなで、当の兄よりも僕のほうが良く聞いていたのではないか?と言うほどの愛聴盤です。それに関連して、小沢征爾のオーケストラ盤を聴いたという訳ですから、木星を聴いて「平原綾香のパクリじゃん?」という今の若い子を笑えない状況だったりもするのですが・・・

さて、この冨田勲/The Planetsの何が凄いといっても、まだ楽器としての存在を確立していない、「音響実験装置」としてのシンセサイザーを駆使して作り上げた「一人オーケストラ」と言う事もさることながら、その録音のすばらしさにあるのです。

その当時は前後左右にスピーカーを配する「4chステレオ」も一時の流行を過ぎていましたが、このアルバムでは、冨田氏がライブ演奏を意識して、2chのままで4ch並みの立体音場を作り上げているのです。試しに左右のスピーカーと自分の頭を正三角形の位置関係にしてこのアルバムを聴くと、音が自分の身の回りをピョンピョンと飛び跳ねたり、グルグルと纏わりついてくるのに驚く筈です。

これだけ惚れ込んでいる作品ですから、当然CDでも持っています。でも今回このアルバムを買わずにいられなかったのは、CDのミックスにあります。

このアルバムが初めてCD化されたとき、冨田氏のイベント「サウンド・クラウド」の為、当時の最新の再生装置・Lexicon用に最適化されたものをドルビーサラウンド方式でミックスしたと謳っているのですが、普通のステレオで聴くとアナログ盤のときのような「極端な」音の飛び出しが感じられず、せいぜい自分より前でしか動き回らないのが不満で不満で仕方がありませんでした。一方で、中学時代の記憶なんてそんなものかな?という諦めもありました。

そんなバックグラウンドの中、今回ジャンクのLPが\210円。ジャケットを見る限り状態は良さそうです。これは「買い」でしょう。実際に家であけてみるとジャケットの内側は結構「カビ」臭く、思ったほどいい状態ではありませんでしたが、盤そのものは、たまにプチプチと言う程度の、30年も前のアナログ盤としては申し分のない状態です。

早速、大好きな金星~水星のパートを聴きます。お~飛び出す飛び出す!曲間に設けられた宇宙船の機材が発するビート音は明らかに部屋の右上空から降ってくるし、「翼を持った使者」が僕の背中まで廻って飛び回るじゃありませんか!これですよ。

買ってよかった、アナログ盤「Tomita/The Planets」!

余談ながら、この記事を書くにあたって、手持ちのCDを見て、表紙のタイトルがアナログ盤の場合「The TOMITA/PLANETS」なのに対して「TOMITA/The PLANETS」になっていたのを発見。まぁ、良くあることですが・・・

ところで、もうひとつ余談ながら、この冨田勲のThe Planetsでシンセサイザーの洗礼を受けた僕は、その後Yellow Magic Orchestraの「Greek Theater」ライブでさらにのめり込んでいく訳ですが、YMOの要にいた、今で言うマニュピレーター「松武秀樹」冨田勲氏の弟子だったとは、当時ぜんぜん知らないことでした。

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