スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

眼福・耳福 

この人は、そこにいるだけで、何かを言うだけで・・・いや、「何かを言おうとするだけ」で可笑しいんだから参ってしまう。それに、自分の言葉に、自分でウケて、そして照れる・・・この人は立派な「オバサン」だ(爆)。しかし、タダのオバサンじゃない。「日本一美しい日本語」で詩を書くことが出来る稀有なオバサンの一人なのだ。

その「オバサン」のライブを見に行った。いや~良かった。いいものを見たときに「眼福(がんぷく)」と言う言葉がある。勿論ライブだから眼福もさることながら、「耳福」と言う言葉も作らなくてはね。

で、聴きに行ったのはこの人・・・

そう、井上陽水!


正直言って、「ここ最近」の陽水は、【少年時代】の様な超弩級のBeautiful Songも書くが、Puffyへの楽曲提供や奥田民生とのコラボ、CM出演など話題先行の部分が楽しいとは認めても、「招待状のないショー」をフェイバリットアルバムとする僕からすると「本流ではない」と思っていた。だから、近作は「一応はなぞっている」程度だったけれど、今回のライブは本当に良かった。

名古屋での小学校時代、桜山の愛曲楽器で初めて買ったEPが「夢の中へ」。中学校時代、初めて買ったLPが「クリスマス」。その当時、「コンサートに行きたい」と初めて思ったのに、何故か名古屋だけ(予定)になっていて、結局流れた。そんな恨みもあって、今、高松に陽水が来たら、チケットがどんなに高価でも万難を排して聴きに行く。でも、その価値は充分にあった。

まぁ、今日のセットリストを見てください。

01:青空、一人きり
02:闇夜の国から
03:なぜか上海
04:限りない欲望
05:夏まつり

06:いつのまにか少女は
07:飾りじゃないのよ涙は
08:11:36 Love Train(新曲)
09:とまどうペリカン
10:リバーサイドホテル
11:5月の別れ
12:新しいラプソディー
13:新しい恋(新曲)
14:感謝しらずの女
15:長い猫(新曲)
16:氷の世界
17:少年時代
<Encore>
18:アジアの純真
19:渚にまつわるエトセトラ
20:夢の中へ
21:傘がない

この中の黄色にした部分は、サポートギターを一人つけただけの実質「弾き語り」ですよ!「いつのまにか少女は」も、それにシンセを少々入れただけなので、そこに入れてもいい位。もう、この声、このメロディー・・・いつのまにかオジサンの目には涙が浮かんでいましたよ。

先ほどの「日本一美しい日本語」という形容詞は、僕の中学時代、実際にあったような気がする。無かったとしても、僕がその称号を贈ってもいい。「君は、季節がかわるみたいに大人になった」「夢はつまり、思い出のあとさき」・・・今のJ-Popのミュージシャンで、こんな詩を書ける奴がいたら、すぐにファンになってやる!

その上、陽水は「日本一ヘンな日本語」も使える。「長い猫」「とまどうペリカン」「なぜか上海」・・・こんなタイトル考えられる奴がいるなら、今すぐ聴いてやる。

齢60弱にして、バンド系やギャル達に楽曲提供できる奴・・・あ、これはたまに居るか(清志郎さんとか)。とにかくこの人の振れ幅の大きさは尋常じゃない。こんなにも「シリアス~おちゃらけ~アブノーマル」まで網羅するシンガーソングライターは、世界でも珍しいのではないか?

バンドが入って、ガンガンのロックになってから、若いファンは立ち上がって踊っている。娘(と言っても僕くらいの歳だろう)に連れてこられた母親も立ち上がって手を打っているのは微笑ましかった。「感謝しらずの女~氷の世界」辺りの流れでは、僕もあるいは・・・と思ったけど、ちょっとタイミングを外してしまった。でもアンコールでは、観念してスタンディングしました。あ~楽しかった!8400円も出してるんだから楽しくなくちゃ困るよね。

殆どの曲は一緒に歌うことも出来ます。「実は、九州の故郷で、僕の詩が石碑になりまして・・・、その歌をやります」というトークの後の曲が「夏まつり」と想像がついてしまった僕は、「ナカナカかも?」と自画自賛したけれど、今なら「少年時代」でも良かったんじゃないか?とも思う。

30年の時を超えて、同じ・・・いや、それ以上のレベルの曲を作ってしまう井上陽水はやっぱり凄いオバサンなのだ。

いや~眼福、耳福!

★060513補足
件の石碑の記事、発見!

コメント

ライブ、満喫されたようでうらやましいです。
少年時代、いい曲ですよね!
私も一度生で聞いてみたいなあ…。

shioriさん、こんばんは、お久しぶりですね。

スミマセンね、一人で興奮しちゃって・・・(笑)でも、陽水はいいですよ。一つのコンサートで、こんなにもしみじみ出来たり、笑えたり、踊れたりするのは少ないでしょう。

少年時代・・・本当に名曲ですね。何回聞いても、「古きよき日本の原風景」が思い出されます。

その他にもあまりライブではやりませんが「人生が二度あれば」「心もよう」「水無月の夜」「自然に飾られて」「月が笑う」「招待状のないショー」などなど・・・新旧色々のBeautiful系の陽水が好きです。

もちろん、Puffy・奥田民生とのコラボなど、おちゃらけたのも好きですが・・・

ロックなおばさん

こんにちはコジです。
「帰れない二人」ですかね。わたしは。
最初に買ったレコードが「陽水Ⅱ」センチメンタルでした。それから「氷の世界」「二色の駒」と陽水ファンだったんです。
「夏まつり」とか「東へ西へ」なんかよくギターの練習したもんです。特に弾き語りは「夏まつり」は最高だったんじゃないですか。

でも「氷の世界」あたりからちょっとロックっぽい曲もはいってきてましたよね、「帰れない二人」を聴いてなぜか洋楽にはしってしまったんですね。けっこうキーボードとドラムが強調された曲で今でも大好きな曲です。
ちなみにカラオケで「傘がない」やっちゃったんですね。すっかりしらけてしまいました。

コジさん、こんばんは。コジさんの様な洋楽フリークの方にも、ベースとして存在する井上陽水は、やはり凄いですね。

実は、昨日のアンコールの最後の「傘がない」を聴いていて、何故かウェストコーストロックのイメージが閃いたんです。後で調べてみると、バックミュージシャンには、ギターの今剛、ベースの美久月千春など、ベテランが固めていて、特に今剛は、あの「PARACHUTE」で名を馳せていたわけだし、さもありなんと言う所です。

少し内政的で、美しい井上陽水の世界はもしかしたらJackson Browneに繋がるのかも・・・なんて思っているうちに終わってしまいました。そうしたら客出しのBGMにCSN&YのCarry Onが流れてくるじゃありませんか!ハタと手を打ちましたね、私は。

帰れない二人・・・も名作ですね。「もう星は帰ろうとしてる、帰れない二人を残して」う~ん、美しい情景が目に浮かびます。

傘がないをカラオケで熱唱したら、そりゃ重苦しい雰囲気になるでしょうね(笑)でも、この歌、30年以上前の歌でありながら、今でも全く通用すると思いませんか?「都会での自殺者の増加」は社会問題になっているし、治安・外交・経済と、「わが国の将来の問題」をいつもテレビで誰かが深刻そうに喋ってる。でも若い者の関心は「雨の中、彼女の家に行く為の傘がない」程度の事・・・

実は、夕方から雨が降りそうな天気の中、会社からそのままバイクで会場に向かった僕の関心は「会場から出たら『傘がない』状態だったらどうしよう」と言うことだったのですが、それは何とか持ちこたえてくれました(笑)

30年前、市民文化センターで

陽水のライブがあったんだけど
その前座はRCサクセションでした。
もう、誰もついて行けない感じだった。

「帰れない二人」が陽水と清志郎の共作だと知ったのは
ずいぶんと後のことでした。

>ホレ太さん

30年前の共演!凄いものご覧になっていますね。
きっと、時代がやっと彼らに追いついたのでしょう。

僕も、「帰れない二人」が陽水・清志郎共作と知ったのは
ここ2-3日の事です(爆)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gamma.blog2.fc2.com/tb.php/339-851cf4ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。