【 Parker45 入手 】
今日は商店街(トキワ街)に出かけました。その時、骨董品のBig Westさんの前を通ったので「冷やかし」のつもりで入ってみました。
腕時計の面白いものでもあれば・・・と思っていたのですが、最近はあまり腕時計は置いていないらしく目立ったものはなく、代わりに万年筆が一本おいてありました。
Parkerの古いもの。ケースに加えてインクもそのままの状態ですが、さすがにデッドストックではないでしょう。
でも、とりあえず、今の自分の興味を引いたのはこれ一本ということで、恐る恐る「これ、おいくらですか?」と訊いてみた。
「¥1000・・」
あまりに予想外の値段だったので、「せ・・・千円?」と、漫画のように噛んでしまいました(笑)。「書けるかどうか判らんで。(万年筆のことは)さっぱり判らんのや」と言われましたが、とりあえずこの値段なら遊んでみるべきでしょうということで早速Pick Upしてきました。
家に帰って、水で洗って、一応コンバーターも生きていたみたいなのでそのままPelikanのBlue Blackを吸わせて見ました。
調べてみると、これはParker45という、今でもラインナップされている廉価モデルとわかり、1000円なら妥当な値段なわけですが、書き味はなかなかスムーズでよろしいようで
腕時計の面白いものでもあれば・・・と思っていたのですが、最近はあまり腕時計は置いていないらしく目立ったものはなく、代わりに万年筆が一本おいてありました。
Parkerの古いもの。ケースに加えてインクもそのままの状態ですが、さすがにデッドストックではないでしょう。
でも、とりあえず、今の自分の興味を引いたのはこれ一本ということで、恐る恐る「これ、おいくらですか?」と訊いてみた。
「¥1000・・」
あまりに予想外の値段だったので、「せ・・・千円?」と、漫画のように噛んでしまいました(笑)。「書けるかどうか判らんで。(万年筆のことは)さっぱり判らんのや」と言われましたが、とりあえずこの値段なら遊んでみるべきでしょうということで早速Pick Upしてきました。
家に帰って、水で洗って、一応コンバーターも生きていたみたいなのでそのままPelikanのBlue Blackを吸わせて見ました。
調べてみると、これはParker45という、今でもラインナップされている廉価モデルとわかり、1000円なら妥当な値段なわけですが、書き味はなかなかスムーズでよろしいようで
- [2011/10/22]
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【 WatermanのHAVANA INKを試す。 】
先日購入したカトウセイサクショの茶縞万年筆には王道に従って茶系のインクを入れることにしました。簡単に手に入るBrown系のインクといえばPelikanでしょうが、どうもPelikanの色インクはポップすぎて好きになれません。Blackでさえシャビシャビで、喪中はがきにはいいかも知れませんけど・・・
そんな訳で、渋めの茶系を探していたところ、ふと昔、間違えてWatermanのHavana Inkを買ってきて返品したことを思い出しました。当時の僕の使い方では「赤系」のインクはNGだったのです。「箱がセピア色しているんだから買うときに気がつくだろ」というツッコミは勘弁して下さい。当時はど素人だったので・・・
ということで、Havana Inkで試し書き・・・
店の人も「ずいぶん古いなぁ」と言いながら売ってくれましたが、まさか当時のボトルが結局手元に来たのではあるまいね?
そんな訳で、渋めの茶系を探していたところ、ふと昔、間違えてWatermanのHavana Inkを買ってきて返品したことを思い出しました。当時の僕の使い方では「赤系」のインクはNGだったのです。「箱がセピア色しているんだから買うときに気がつくだろ」というツッコミは勘弁して下さい。当時はど素人だったので・・・
ということで、Havana Inkで試し書き・・・
店の人も「ずいぶん古いなぁ」と言いながら売ってくれましたが、まさか当時のボトルが結局手元に来たのではあるまいね?
- [2011/04/29]
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【 万年筆を一本新調しました 】
お陰さまで、無事に娘が第一希望の高校に入学しました。「高校入ったらなにがしたい?」と訊くと「オシャレしたい」といいます。何故?さらに訊くと「野暮ったい格好してたらナメられる」・・・なんて言うので、「じゃぁ、本物のお洒落とはなにか見せてやる」・・・とばかりに、前々から行きたかった大工町の雑貨屋さん「漂泊(はく)」さんに連れていきました。
それで漂泊さんの場所を確かめるために久しぶりにBlogを覗くと、最新のエントリーが「セルロイド製の靴べら」。折しも、先日、会社用の新しい靴を買ったばかり・・・これまでも仕事先で脱ぎ履きするときに靴べらがなく困る場合が多くて、さらに新しい靴だから靴べらなしで無理やり履くのが痛くて仕方なかったので、「これはグッドタイミング」とばかりに喜んだのですが、エントリーを読み進むうちにさらに驚くことが。
なんと、一年前にお亡くなりになった「セルロイド万年筆の名工・加藤清さんの手作り万年筆のデッドストックが数本入荷しました」と。しかも「普段使いの万年筆」を目指した氏の万年筆は一本\7000程度。これはまたとないチャンスと思ったものでした。ただ、そのエントリーを見つけたのが日曜日で漂泊さんはお休みの日(27日)。
エントリーが上がったのが26日。月曜日はどうしても休めなかったので、今日溜まっていた振替休日をもらって、娘と共に行ってきた次第。
「実質、1日遅れただけだから全部売り切れることはないだろう」と、タカをくくっていたところ、なんともう残り2本だけ。入荷したのは10数本ということなので「ギリギリセーフ」というトコロだったのです。しかも僕はBlogでみた「茶縞」があればいいな・・・と思っていたら、まさにそれが残っていたのです!
そのことを店主にお話しすると、さも嬉しそうにこう言いました。
「うちの商品って、結構そういう感じで『渡るべき人のところに渡る』んですよ~」
思っていたより小柄なペンでしたが、トラベラーズノートとペアにしようと思ってたので、かえってこのサイズのほうが嬉しかったり。なんだかうれしいですよね。ペンに選ばれたみたいで・・・
さて、問題の娘は「オシャレ」についてなにか感じてくれたのでしょうか?店を出てから訊いてみると「お洒落って、周りの評価とは関係ないんやな・・・」とポツリ。
を、解ってるじゃないの!
- [2011/03/29]
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【 Montblanc221 劇的ビフォー・アフター 】
遂に買って着ました。噂の「ロットリング洗浄液」
地方都市の高松では、万年筆専門店オカヒサさんでも扱っていなかったので、いよいよ文具生活でお取り寄せか通販か?と思っていたら、なんと楽天で真っ先にヒットする店は高松のお店!灯台下暗しとは、まさにこのこと。電話確認して直接買いに行きました。
よく見るのは赤いキャップのものですが、箱から出すと白いキャップに汎用ボトル。ラベルもコピー(?)を貼り付けてあるだけで、随分コストダウンしてるなぁと言う印象だけど、パッケージに価値があるわけじゃないので気にしない。ちなみに「585282」がカタログ品番で、変わっていません。または、イタ車のパーツナンバーもよく変わったりするので電子カタログでは変遷が追えるようになっていますが、同様に、今の品番(Art)は「S0215410」で、昔の品番(R)として「585280」が併記されているのかもしれません。
早速、例の「カーボンインク固着しまくりのグリーン軸221」を漬け込んでみました。
漬け込み直後・・・液は透明。ピストンガイドの赤光りにご注目
サイトによっては数分後には(@_@)という記述もありますが、僕の場合は何も変化がなかったので風呂に入って30分後・・・多少のカーボンインクが溶け出していますね。コレは楽しみになってきました。
翌朝・・・かなり溶け出しました。タバコの吸殻を水に漬けたみたい。
もうこの後はあまり変化が無かったので省略しますが、昨日の晩まで丸5日間漬けっ放しにしてやったら、洗浄液が乾燥するのか量が減ってきたので、この辺が潮時・・・と水洗い。
では、劇的ビフォー・アフターをお楽しみ下さい。
ビフォー:インクタンクはフル状態までカーボンが固着し、ピストンのゴムも真っ黒。当然、尻軸はザラザラとした感触が伝わるほどで、回すのに一苦労しました。ピストンガイド・ペン芯もテカテカに赤光りしていて、よくもまあ、こんなにカーボンインクを固めたものだと驚きました。
アフター:なんということでしょう。流石にインクタンクの一番深いところまでは綺麗になりませんでしたが、主な部分は標準的な中古と変わらないほどにクリアになりました。ピストンのカーボンもすっかり取れて気密も充分。ピストンガイドやペン芯も本来の黒さを取り戻し、ニブと首軸の継ぎ目に固まったインクもすっかり無くなって、まるで新品のようです。
組みあがった万年筆に、早速、レーシンググリーンのインクを吸わせて試書き。カーボンインクを固着させたインクタンクでは、胸に差したときインク漏れを起こした経験があるので、ペンを立てて一晩放置しましたが大丈夫の様なので、これで合格。ひとまず黒軸221(2号)を休ませる為、そのホワイトスターを取り付けて、完成しました。常用なので、キャップはとりあえずクラック入りのグリーン1号からコンバート。
めでたしめでたし・・・今度は長持ちしてね。
地方都市の高松では、万年筆専門店オカヒサさんでも扱っていなかったので、いよいよ文具生活でお取り寄せか通販か?と思っていたら、なんと楽天で真っ先にヒットする店は高松のお店!灯台下暗しとは、まさにこのこと。電話確認して直接買いに行きました。
よく見るのは赤いキャップのものですが、箱から出すと白いキャップに汎用ボトル。ラベルもコピー(?)を貼り付けてあるだけで、随分コストダウンしてるなぁと言う印象だけど、パッケージに価値があるわけじゃないので気にしない。ちなみに「585282」がカタログ品番で、変わっていません。または、イタ車のパーツナンバーもよく変わったりするので電子カタログでは変遷が追えるようになっていますが、同様に、今の品番(Art)は「S0215410」で、昔の品番(R)として「585280」が併記されているのかもしれません。
早速、例の「カーボンインク固着しまくりのグリーン軸221」を漬け込んでみました。
漬け込み直後・・・液は透明。ピストンガイドの赤光りにご注目
サイトによっては数分後には(@_@)という記述もありますが、僕の場合は何も変化がなかったので風呂に入って30分後・・・多少のカーボンインクが溶け出していますね。コレは楽しみになってきました。
翌朝・・・かなり溶け出しました。タバコの吸殻を水に漬けたみたい。
もうこの後はあまり変化が無かったので省略しますが、昨日の晩まで丸5日間漬けっ放しにしてやったら、洗浄液が乾燥するのか量が減ってきたので、この辺が潮時・・・と水洗い。
では、劇的ビフォー・アフターをお楽しみ下さい。
ビフォー:インクタンクはフル状態までカーボンが固着し、ピストンのゴムも真っ黒。当然、尻軸はザラザラとした感触が伝わるほどで、回すのに一苦労しました。ピストンガイド・ペン芯もテカテカに赤光りしていて、よくもまあ、こんなにカーボンインクを固めたものだと驚きました。
アフター:なんということでしょう。流石にインクタンクの一番深いところまでは綺麗になりませんでしたが、主な部分は標準的な中古と変わらないほどにクリアになりました。ピストンのカーボンもすっかり取れて気密も充分。ピストンガイドやペン芯も本来の黒さを取り戻し、ニブと首軸の継ぎ目に固まったインクもすっかり無くなって、まるで新品のようです。
組みあがった万年筆に、早速、レーシンググリーンのインクを吸わせて試書き。カーボンインクを固着させたインクタンクでは、胸に差したときインク漏れを起こした経験があるので、ペンを立てて一晩放置しましたが大丈夫の様なので、これで合格。ひとまず黒軸221(2号)を休ませる為、そのホワイトスターを取り付けて、完成しました。常用なので、キャップはとりあえずクラック入りのグリーン1号からコンバート。
めでたしめでたし・・・今度は長持ちしてね。
- [2009/09/19]
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【 Montblanc-グリーン祭 】
コレの補修用となるグリーン軸221、意地になって探していたら、縁あってもう一本入手することが出来ました。今度は吸引機構に問題がある個体ですがキャップはクラック無し。多少ツヤがなくなっていますがピカールで磨けばOKなのは実証済み。これでめでたくグリーン軸の221が一本、デッチ上りました。
さて、今回手に入った221は、カーボンインクの固着による不良で、バラしたら黒い粉がデスクの上を広範囲に散らばりました。前にも一本、同様の不良がありましたが今回はよほど沢山のインクを入れたまま固めてしまったのでしょう。
mercuryoさんに教えていただいて、ペン軸ユニットを何とか外してみたら、案の定ユニットもカーボンインクでテカテカになっていました。今度、ロットリングの洗浄液を買ってくるつもりですが、このインクが通る溝、ちゃんと掃除できますかね?
こんな細い溝、ノギスでも測れませんが、大体こんなものだろう・・・と目測して0.1mm。カッターの刃は0.3mm。どうしよう・・・と思いついたのが、電子工作で使った胴軸ケーブルの編み線。一本切ってきて溝に入れたらなんとか入り込み、これなら浚うことは出来そうです。
万年筆ブームですので、色々なインクにチャレンジするのはいいと思いますが、カーボンインクが万年筆にどんな悪影響を与えるかはどこの本にも必ず書いていること。管理も出来ないくせに、カッコつけて使わないで欲しいね、全く・・・。まぁ、今回はそのお陰でグリーン軸が安く手に入ったのですが。
グリーン軸の221復活記念に「グリーン系」のインクを一本奢る事にしました。で、いつものペンショップ・オカヒサさんへ・・・。ペリカン、カランダッシュ、モンブランと出してくれましたがいずれも明るい色で普段使いには苦しそう。・・・と思っていると、一番端っこにモンブランでもう一つ深緑色のインクがありました。
おお、これが噂の「Racing Green」ですか?しかも近いうちに廃盤予定とか・・・早速買い求め、まずは漬けペンで試書き。
細字なので写真では解かりにくいですが、確かにジャグワーやロータスのレーシングカーを髣髴とさせるいい色じゃありませんか。浮ついた印象は与えないので、充分実用的。人気の程もわかります。
なんで、こんないい色を廃盤にするかな?Montblancさんよ。
さて、今回手に入った221は、カーボンインクの固着による不良で、バラしたら黒い粉がデスクの上を広範囲に散らばりました。前にも一本、同様の不良がありましたが今回はよほど沢山のインクを入れたまま固めてしまったのでしょう。
mercuryoさんに教えていただいて、ペン軸ユニットを何とか外してみたら、案の定ユニットもカーボンインクでテカテカになっていました。今度、ロットリングの洗浄液を買ってくるつもりですが、このインクが通る溝、ちゃんと掃除できますかね?
こんな細い溝、ノギスでも測れませんが、大体こんなものだろう・・・と目測して0.1mm。カッターの刃は0.3mm。どうしよう・・・と思いついたのが、電子工作で使った胴軸ケーブルの編み線。一本切ってきて溝に入れたらなんとか入り込み、これなら浚うことは出来そうです。
万年筆ブームですので、色々なインクにチャレンジするのはいいと思いますが、カーボンインクが万年筆にどんな悪影響を与えるかはどこの本にも必ず書いていること。管理も出来ないくせに、カッコつけて使わないで欲しいね、全く・・・。まぁ、今回はそのお陰でグリーン軸が安く手に入ったのですが。
グリーン軸の221復活記念に「グリーン系」のインクを一本奢る事にしました。で、いつものペンショップ・オカヒサさんへ・・・。ペリカン、カランダッシュ、モンブランと出してくれましたがいずれも明るい色で普段使いには苦しそう。・・・と思っていると、一番端っこにモンブランでもう一つ深緑色のインクがありました。
おお、これが噂の「Racing Green」ですか?しかも近いうちに廃盤予定とか・・・早速買い求め、まずは漬けペンで試書き。
細字なので写真では解かりにくいですが、確かにジャグワーやロータスのレーシングカーを髣髴とさせるいい色じゃありませんか。浮ついた印象は与えないので、充分実用的。人気の程もわかります。
なんで、こんないい色を廃盤にするかな?Montblancさんよ。
- [2009/09/13]
- 万年筆と文房具 |
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